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コラム

ペットと一緒に災害に備えるための簡単ガイド

カテゴリ: ペット共生住宅 作成日:2024年09月01日(日)

 

 

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災害がいつ発生するかは誰にも予測できません。けれども、ペットを飼っている家庭にとって、自分たち人間だけでなく、大切な家族の一員であるペットも一緒に守るための準備が必要です。

特に、初めてペットを飼う方にとって、どのように防災対策を進めるべきか迷うことも多いでしょう。今回は、ペットを飼っている人が災害に備えるための具体的な対策を、分かりやすくお伝えします。

 

●ペットと一緒に災害に備えるための防災対策

まずは、家の中の安全性を再チェックしましょう。大きな地震が来た時、家具や家電が倒れてこないかなど、住む人にとって安全なことはもちろんのこと、ペットが逃げ込める頑丈なハウスがあると安心です。
また、ペットが万が一脱走してしまったり、はぐれてしまった時のために、マイクロチップを装着したり普段から迷子札をつけておくなど、身元が分かるようにしておきましょう。
 
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●災害時に備える基本の「防災バッグ」

次に、ペットのための防災バッグを準備しましょう。特に、初めてペットを飼う方は、どんなアイテムが必要か迷うことが多いかもしれません。
まず、ペットが普段から慣れている食べ物を用意することが大切です。災害時、急に食べ物が変わるとストレスになる可能性があるからです。
防災バッグには、ペットフード(療法食)、水、おやつ、ペットシーツ、排泄物処理袋、リード、首輪、予備の服、ペット用の常備薬など、ペットが最低5日間過ごせるための防災用品を揃えておくと安心です。
環境が変わって不安になる可能性もあるので、飼い主やペットの匂いがついたタオルや、ペットが安心できるおもちゃもバッグに入れておくと良いでしょう。
 

<ペットの防災用品>(例) 

必ず持っていく物
  •  ペットフードと水(最低5日分できれば7日分)
  •  普段飲んでいる薬、療法食
  •  予防接種証明書(コピー)
  •  健康の記録(既往歴、健康状態、かかりつけ動物病院の連絡先など)
  • ペット保険の保険証コピー(スマホに画像保存)
  •  トイレ用品(ウンチ袋、トイレシート、猫砂、おむつ、新聞紙等)
  • 写真(飼い主とペットが一緒に写っている物も)
  •   ウェットティッシュ、ブラシ
  • リード、首輪・ハーネス
  • クレート(ケージ、キャリーバッグ)
  •  おやつ
あると便利な物
  • 食器
  • おもちゃ(音が鳴るおもちゃは、呼び寄せる時に便利)
  •  保冷剤、カイロ(暑さ・寒さ対策)
  •  ガムテープ、油性ペンなど
  •  タオル 
  • 消臭スプレー

 以上を参考に、ペットに合わせて備えてください。

 

●ペットの習慣を考慮した避難訓練

いざというときに備えて、日頃から避難訓練を行いましょう。ペットが安心して避難できるように、普段からケージやキャリーバッグに慣れさせておくことが重要です。
避難時、いざという時に、スムーズに移動できるようになります。初めてペットを飼う方にとって、ケージやキャリーバッグに慣らすことは特に大切です。
訓練を始める際には、短時間から始めて徐々に時間を延ばしていくと、ペットが無理なく慣れてくれます。ベッドの代わりにケージを使ったり、お出かけの時に使っていると慣れやすいです。
これまで使ったことがない方は、例えば、毎日5分間だけでもケージに入れる練習をすることで、災害時に慌てずに避難できるようになります。遊びを取り入れたり、ケージに入れたらおやつをもらえるなど、楽しいイメージを付けながら練習してみてはいかがでしょうか。
 
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● 地域の防災情報をチェック

ペット同行避難やペット同室避難が可能な場所や、避難所でのペットの受け入れ状況を事前に確認しておくことも大切です。公民館や学校の体育館など、地域ごとに異なるルールや施設があります。日頃から情報を集め、家族と話し合っておくと安心です。

初めてペットを飼う方は、避難場所の確認に加えて、緊急時にペット同伴で利用できるサービスや、動物病院の場所も調べておくと良いでしょう。

また、SNSや地域の掲示板でペットと避難するための情報を共有することで、他の飼い主と連携しやすくなります。


なお、行政の避難訓練や動物愛護フェスティバルなどのイベントで、ペットの防災に関する情報発信をしていることがあります。
地域によっては、ペットの同行避難訓練を行っている場合もありますので、お住まいの地域のイベント情報を調べてみてはいかがでしょうか。

 

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● ペットの健康管理を見直す

災害時に備えて、普段からペットの健康管理を徹底しておくことも重要です。健康な状態であれば、災害時のストレスにも耐えやすくなります。

ペット受け入れ可能の避難所でも、定期的な予防接種やフィラリア予防、ノミ・ダニ対策は欠かせません。いつでも避難できる状態を維持するよう、心がけましょう。
特に、初めてペットを飼う方は、慣れるまで大変かもしれませんが、健康管理はとても大切です。例えば、毎月の体重測定や、日常的なケア・体調チェックを行うことで、犬の体調変化に早く気づき、迅速に対応することができます。「〇〇ちゃんの成長日記」として、手書きノートやスマホのメモ機能などで、記録をつけてみてはいかがでしょうか。

万が一、家族以外の人に預けなくてはいけない場合でも、その記録を元に、食事や薬などお世話をしやすくなると思います。

 

●わが家の場合

数年前から防災用のリュックを用意して、ペットフードも予備を備えていますが、年齢とともに常備薬が増えたり、療法食になってフードが変わりました。

薬や療法食は、災害が発生した後は、すぐに手に入るとは限らないので、7日分以上ストックしておくようにしています。

 

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●まとめ

ペットを飼っている方にとって、災害時の対策は自分たちの命を守るだけでなく、ペットの命を守るためにも欠かせません。

日頃から準備を怠らず、基本的なしつけを行って、いざというときに冷静に行動できるように心がけましょう。

しつけがされていることで、家族以外の人からも友好的に接してもらえて、人もペットもストレスが軽減されると思います。

初めてペットを飼う方も、これを機に防災について考え、準備を進めてみてください。

ペットとともに、安心して災害に備えられますように。

 

<参考サイト>

●「災害、あなたとペットは大丈夫?」(環境省)
人とペットの災害対策ガイドライン<一般飼い主編>

●行政による動物愛護イベントの例(2024年9月現在)

東京都どうぶつ愛護フェスティバル

大阪動物愛護フェスティバル2024
 

 

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