ペットにとっての快適な温度と便利家電
ペットにとって快適な室温は?
犬にとって快適な室温は、21~25℃、猫の場合は、21~28℃と言われていますが、ペットの種類や年齢、大きさ、健康状態等によって様々です。また、その日の体調によっても変化します。フローリングの部屋でも、質感の異なる素材(カーペット、ラグ、ヒンヤリシート等)の物があると良いです。気温が低い時は、毛布やフリース、フワフワ系ベッド等があると良いでしょう。
多頭飼いをされている方は、その子によって快適な温度が異なる可能性もあります。例えば、長毛の子は暑さに弱い傾向があると言われますが、わが家のポメラニアンは、長毛の子の方が寒がりです。そのため、彼のケージには、暖かめの素材を追加したりしています。


快適な湿度について、犬の場合は 40%~60%、猫の場合は50~60%が良いと言われています。わが家の場合、冬に40%台だとちょっと乾燥気味で、特に上の子が、咳をしやすくなったり、ブラッシングをする時に静電気が起きたりします。70%台になると、人間の私たちも蒸し暑さを感じるので、50~60%台を目指しています。温湿度計を部屋に置いたり、湿度や温度が分かる家電を使ったりして、まめにペットの様子を観察することが大切だと思います。
年々進化する家電
先日、わが家のリビングのエアコンが壊れてしまったので、最新の省エネ性能エアコンに買換えました。スマートフォンに連携する専用のアプリを入れると、アプリで部屋の温度などを見ながら、エアコンの操作をすることができます。エアコンのオンオフだけでなく、室温の状況に合わせて、エアコンの設定温度を変えたり、冷房から除湿へなど、運転モードを変えたりすることもできます。
最近は、1日の中でも気温の変化が大きかったり、日ごとに気温が大きく変わるので、外出時は特に、ペットがいる部屋の温度が気になります。先日も、天気予報以上に暑くなった日があり、出先からアプリで室温を見たらかなり高くなっていたので、慌てて冷房を付けたことがありました。これは本当に便利で、安心ですね!
省エネ補助金を活用
省エネ性能が高い分、エアコンの本体価格も若干高めでしたが、節電効果で電気代が安くなるそうなので、ちょっとほっとしています。また、東京ゼロエミポイントの補助金制度や購入店のポイント制度も使うこともできました。
一定の省エネ性能を有するエアコンを購入する場合、国や自治体の補助制度を利用できる可能性があります。
補助金制度の例(2023年6月現在)
- こどもエコすまい支援事業リフォーム(国の補助制度)
(①窓等の断熱改修②外壁・屋根・天井・床の断熱改修③エコ住宅設備の設置のいずれかを行い、空気清浄機能・換気機能付きエアコンの設置した場合など)
- 東京ゼロエミポイント(東京都の補助制度)
- 東京都小平市「小平市省エネ家電等買換促進補助金」
- 東京都多摩市「多摩市省エネエアコン及び冷蔵庫買換促進補助金」
- 東京都新宿区「令和5年度 新宿区省エネルギー及び創エネルギー機器等補助制度のご案内」(エアコンの場合は、事業所のみ対象)
- 岐阜県「ぎふ省エネ家電購入応援キャンペーン」 等
また、今はまだ実施していなくても、今後実施予定の自治体もあるようです。
(例)●神奈川県横浜市「エコハマ(横浜市エコ家電応援キャンペーン)」(8月下旬スタート)
定期的に、お住まいの自治体のHPや公報などで、補助金制度があるかチェックしてみてはいかがでしょうか。
まとめ:従来の家電との組み合わせもチェック
エアコンに限らず、従来からある家電や便利グッズも役立ちます。例えば、扇風機やサーキュレーターをエアコンと併用することで、部屋の中の空気が循環し、快適な温度や湿度を保つことができます。おしゃれなシーリングファンを付ける方もいらっしゃると思います。シーリングファンは、羽が回転する向きによって、空気の流れが変わります。夏は、上から下へ風が流れるよう(反時計回り)にすると、冷房の風が部屋全体に行き渡るそうです。逆に冬は、下から上(時計回り)に羽を回転させると、暖かい空気が部屋に循環され、さらに人やペットに直接風が当たることもないそうです。床に近い位置にいるワンちゃんや、キャットウォークなど高い位置にいる猫ちゃんにとっても、快適な温度になると安心ですね。
その他、冷感シートや暖かいマットなどをペットの居場所に置いておくと、ペット自身が自分の体調や好みに合わせて移動するので、併せておいておくことをお勧めします。人とペットが快適に暮らせて、節電にも繋がりますように。